コンピュータではよく2の倍数が使われますが、この2倍2倍の 1,2,4,8,16,32,64,128,256…という数字、実はカメラの絞りの【F値】ともかなり関係があるのです。
F値というのは レンズの中の羽が開いてできる穴の直径の逆数に比例して決まります。
穴の直径が1/2倍になったらF値は2倍、
穴の直径が1/4倍になったらF値は4倍、
F8 は F2に比べて 直径が1/4 になるということです。
レンズを通る光の量は (円だとして)その面積 直径×直径×3.14、直径の2乗に比例します。
直径が1/√2倍(=1.4)になったら通る光の量は1/2倍、
直径が1/2倍になったら通る光の量は1/4倍、
直径が1/√8倍(=2.8)になったら通る光の量は1/8倍、
直径が1/4倍になったら通る光の量は1/16倍、
つまりは、一見不規則に見える 1.4, 2, 2.8, 4, 5.6, 8, 11, 16, 22, 32という数字の並びも、実は 隣の数字に行く毎に明るさが 1/2倍、1/2倍…になるという規則があったのです。
F4からF11に変えたら、3個隣になるので 1/2×1/2×1/2で 1/8倍の明るさになり(=暗くなる)、同じ明るさを保つにはシャッタースピードは 8倍長くしなければならないという具合。
う~~ん、奥が深い。
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