地球上の氷河が全て溶けたら海面は何メートル上昇するだろうか、試算してみよう。
参考数値:
- 地球の表面積は 509,949,000km² (Wikipedia「地球」)
- 地球の海洋面積は 361,132,000km² (Wikipedia「海」)
- 地球表面に存在する水の総量はおよそ14億km3、うち 氷床が およそ2500万km3 (Wikipedia「海」)
地球上の全ての氷床(グリーンランドや南極大陸の氷河を含む)が解けた場合で、海洋の面積が増加しないと仮定した場合の海面上昇は
およそ 70m となる。25,000,000km3÷361,132,000km² = 0.0694km
当然ながら沈む土地もあって海洋面積も増えるので実際には海面上昇の高さは70mよりも低いはず。
仮に全ての陸地が 海抜0mであったとすると、全ての氷床が解けた場合の海面上昇は
およそ50m。25,000,000km3÷509,949,000km²=0.0490km
つまり、地球上の全ての氷が解けた場合の海面の上昇は 50mから70mの間、おおまかに言って60m前後であろうと推測することができる。
なお、大半の氷床を抱える南極大陸においては平均気温が氷点下以下であるので、数℃の気温上昇ごときで大量の氷が解けるということは考えにくい。
(CF.国立局地研究所による南極各基地での平均気温)
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